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カリモク家具 専務取締役 加藤信氏

インタビュー インテリア医学の実践

快適な椅子作りへの挑戦

加藤 信 氏 カリモク家具株式会社 専務取締役  http://www.karimoku.co.jp/eis/

エルゴノミクス(人間工学)を基に快適な椅子作りを追求しているカリモク家具株式会社の専務取締役、加藤信氏にお話を伺いました。 研究・開発のためには努力を惜しまない真摯な社風を垣間見ることができました。

加藤信氏インタビューの様子
カリモクさんはどうしてエルゴノミクスに目を向け、活用することができたのでしょうか。
加藤氏
簡単にいえば、企業としての柔軟性、そして総合力だと思います。
快適な椅子を作るためであれば、どんなことにもチャレンジしよう、そしてそれぞれの持ち場で最大限の努力をしよう、という気概があるのがカリモクの強みだと思います。
人が感じる快適さを数値化するというのは、とても難しいことだと思うのですが……。
加藤氏
扱うのはあくまでも、物理的刺激として体が感じるものです。
約1,000 人の被験者の協力を得て、独自のデータを取りましたが、それは「快適さ」という主観的な感覚を追求するからこそ、客観的な科学の力が必要だったのです。
データが揃っていれば、誰でも同じものが作れるのでしょうか。
加藤氏
データは数字にしか過ぎず、それを椅子作りに生かすには、データを判断・解析し活用する能力が必要です。
私たちには多くの手間と時間を費やして獲得した貴重なノウハウがあります。
そのノウハウを生かしてオールマイティーな究極の椅子作りをされているわけですね。
加藤氏
それは違います。
仕事をするのに適した椅子、心身ともにリラックスできる椅子など、 それぞれの用途に合わせて最高のものを研究・開発していますので、 皆さんの使用目的によって、お好みの一品を見付けていただけると幸いです。
これから目指すのはどんなことですか?
加藤氏
現状に満足せず、常に進化するということです。
もしかすると、エルゴノミクスという観点から見ても、まだまだ見落としている点があるかもしれませんし、 あるいは全く別のファクターを取り入れる必要性に気付くことがあるかもしれません。
快適な椅子作りへの挑戦は、まだまだ続きます。
エルゴノミクス(人間工学)を基にした快適な椅子