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ギャラリー真名井 草場一壽氏

インタビュー インテリア医学の実践

時間と手間をかけ、
人の心に響く作品づくりを

草場一壽 氏 ギャラリー真名井   http://www.manai.co.jp/

まばゆいばかりの輝きを放つ陶彩画。有田焼の絵付けの技法を使った、草場氏オリジナルの手法です。 今回は、作品づくりにかける思いや、完成までの工程について草場氏にお話を伺いました。ホスピタルアートとして、院内にもマッチするでしょう。

草場一壽氏インタビューの様子
とてもきれいですね……。見ているうちに優しい気持ちになってきました。
草場氏
きれいな夕日や美しい虹を見つめて、思わず手を合わせたくなる時、今まで固く閉ざされていた私たちの心が、ふと、開いていく瞬間があるように思います。
美しいものを心で感じ、閉ざされていた心が開く時、幸せへの道筋も見えてくるのではないでしょうか。
私は、自分の絵がきれいな夕日や美しい虹のように、皆さんの心に直接響くものでありたいと願い、作品を作り続けてきました。
私の描く「観音の絵」が、見てくださる皆さんの力になれるなら、こんな幸せなことはありません。
陶彩画はどのような工程で制作されるのですか。
草場氏
まず最初に、基になる真っ白い陶板を焼き、そこに絵付けを行います。
絵付けしたものを窯に入れ、焼き上げますが、この工程は1回では終わりません。
違う色を重ねるたびに焼成を繰り返し、色を加えていくのです。
手順としては、高温で焼くことが多い背景などの色付けから始まり、メインの人物像などへ移っていきます。
どんな小さな作品でも、少なくとも8回、たいていは12回もの焼成がなされます。
一つの作品には、窯入れを繰り返すのに3、4カ月、着想や下絵の作成から数えると、ゆうに1、2年の時間がかかります。
陶彩画の絵付けの過程。